今回は、クラウドソーシングで仕事を受注・外注した場合の仕訳です。
クラウドワークスとランサーズの仕訳例をのせています。
クラウドワークスの仕訳
お仕事を受けた場合は、契約金額に応じて5~20%のシステム利用料が発生します。
10万以下の部分……20%
10万超20万以下の部分……10%
20万超の部分……5%
※30万以上の契約だったから5%の利用料ではなく、各部分の利用料が適用されるという、とっても面倒ですね。
10万超えしたことないですが、報酬画面では利用料をひかれた金額(入金される金額)が表示されます。()内は利用料も含んだ金額が表示。(仕訳で自分でいくらひかれたのか計算しなきゃいけないのが面倒ですね)
受注の場合
お仕事完了時
報酬が10,000円、システム利用料2,000円、入金金額(手取り)8,000円の場合
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
2/20 | 売掛 8,000円 支払手数料 2,000円 | 売上高 10,000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
入金完了
クラウドワークスの入金のタイミングは月末か15日振込(出金方式の選択のタイミングにもよる)
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
3/15 | 普通預金 8,0000円 | 売掛 8,0000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
振り込まれる時に、振込手数料(楽天銀行100円、他500円)がかかるので、入金時に複数案件があれば、普通預金から振込手数料をだした形にします。
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
3/15 | 振込手数料 100円 | 普通預金 100円 | クラウドワークス振込など |
振込手数料は勘定科目を「雑費」でもOK。私はクイック出金(つかわないと思いますが)を雑費にするため、支払手数料の勘定科目の次に振込手数料の科目を増やしました。
1件しかなければ、入金時に以下のように売掛からまとめて記載しても良いですね。
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
3/15 | 普通預金 7,9000円 振込手数料 100円 | 売掛 8,0000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
外注の場合
特に手数料などがひかれないため複雑にはなりませんが、外注がキャンセルになることもあるので、仮払い日ではなく検収後完了ボタンを押してからが発生日となります。
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
4/2 | 外注工賃または外注費1,000円 | 買掛金または未払金 1,000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
支払日
クレジットカードなどを使用、銀行から引き落とされた日です
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
4/27 | 買掛金または未払金 1,000円 | 普通預金 1,000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
ランサーズの仕訳
お次は応募・依頼する時点で報酬入力がわかりづらいランサーズです。
(たぶん親切設計なんだとおもいますが、その親切が面倒なことになってるのだと思います)
ただし、支払管理ページではシステム利用料が記載されているので、計算しなくていいのが良いですね。利用料はクラウドワークスと同様5%~20%。契約金額の部分で利用料が変わります。これも同じです。
受注
お仕事完了時
報酬が10,000円、システム利用料2,000円、入金金額(手取り)8,000円の場合
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
2/20 | 売掛 8,000円 支払手数料 2,000円 | 売上高 10,000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
入金完了
入金のタイミングもクラウドワークス同様、月末締めの翌15日払い、または15日締め月末払いです。
日付 | 借方 | 貸方 | 概要 |
---|---|---|---|
3/15 | 普通預金 8,0000円 | 売掛 8,0000円 | 受注番号/仕事のタイトルなど |
補助科目
売掛・買掛の補助科目を「クラウドワークス」や「ランサーズ」に。
普通預金の補助科目を「○○銀行」などにしています。
特に補助科目を設定していなくても確定申告上の問題はありませんが、「MFクラウド」や「やよいの青色」などのソフト使用時、レポートなどを見るときに見やすくなります。(ランサーズはこれだけ売上があったのか~、ここの経費ありすぎだな~、など)
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